human68k_manual:system:fastopen
FASTOPEN
機能
ファイル名の管理環境設定
書式
FASTOPEN [ネームバッファ数] [パラメータ]
備考
外部コマンド
解説
簡単に言うならばディスクキャッシュです。OSのディレクトリ管理をこのコマンドで確保したバッファ内で行い、ディスクアクセスの回数を減らすことで処理の高速化をはかります。バッファにはメインメモリが割り当てられます。
コマンドライン、CONFIG.SYSへの登録、どちらからでも実行できます。ただし、FASTIO, FASTSEEK, FASTOPENの各プログラムを解除するときは登録した順番と逆の順番で解除しなければなりません。また、これらのプログラムが登録された後にはX68030以外の機種ではFDDEVICEが登録出来なくなります。
コマンドの実行例
- ネームバッファ数を50(入力する数値は8~65536)で常駐する。(新規登録時
FASTOPEN 50
又は
FASTOPEN -b50
- コマンドのヘルプを表示する。(コマンド単体)
FASTOPEN
- 常駐を解除する。(上記注意事項を守る)
FASTOPEN -r
パラメーターの説明
コマンドの登録状況によって以下の4パターンに分けられます。
新規登録時に指定可能なパラメータ
-b数値 | ネームバッファ数の設定 |
---|---|
-f | ファイル名21文字全てを認識する |
-c | 大文字小文字を区別する |
常時設定変更可能なパラメータ
-l | バッファのロック |
---|---|
-x | IOCSディスクアクセスをエラーにする |
-o | FFLUSHでバッファを初期化しない |
常時設定変更可能で登録時デフォルト設定
-u | バッファロックの解除 |
---|---|
-y | IOCSディスクアクセスでバッファを消去する |
-a | FFLUSHでバッファを初期化する |
常駐時のみ設定可能なパラメータ
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