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human68k_manual:system:fastio

Table of Contents

FASTIO

機能

I/O関連の高速化

書式

FASTIO [キャッシュバッファ容量] [パラメータ]

備考

外部コマンド

解説

簡単に言うならばディスクキャッシュです。一度アクセスしたディスクのデーターをキャッシュ(メインメモリが割り当てられる)に記憶しておき、ディスクアクセスの回数を減らすことで処理の高速化をはかります。

コマンドライン、CONFIG.SYSへの登録、どちらからでも実行できます。ただし、FASTIO,FASTSEEK,FASTOPENの各プログラムを解除するときは登録した順番と逆の順番で解除しなければなりません。また、これらのプログラムが登録された後にはX68030以外の機種ではFDDEVICEが登録出来なくなります。

コマンドの実行例

  • バッファ容量を128キロバイトで常駐する。(新規登録時)
FASTIO -b128
  • コマンドのヘルプを表示する。(コマンド単体)
FASTIO
  • 常駐を解除する。(上記注意事項を守る)
FASTIO -r

パラメーターの説明

コマンドの登録状況によって以下の4パターンに分けられます。

新規登録時に指定可能なパラメータ
-b数値 キャッシュバッファ容量(キロバイト単位)の設定
-p数値 先読み量(セクタ単位)の設定
-s数値 連続転送バッファ容量(キロバイト単位)の設定
-k数値 オートロック量(セクタ単位)の設定
常時設定変更可能なパラメータ
-d ディレクトリを優先
-f FATを優先
-o 全ドライブに対してFFLUSHを禁止する
-e イジェクト可能なドライブのみFFLUSHを実行する
-l キャッシュのロック
-w 遅延転送モードに設定
-x IOCSディスクアクセスをエラーにする
常時設定変更可能で登録時デフォルト設定
-t ライトスルーモードに設定
-u キャッシュロックの解除
-n 優先順位を指定しない
-a 全ドライブに対してFFLUSHを実行する
-y IOCSディスクアクセスでFFLUSHを行う
常駐時のみ設定可能なパラメータ
-c バッファの消去
-i キャッシュ状態の表示
-v 状態の詳細表示
-r 常駐解除

*バッファの消去は“CTRL”キー+“F5”キーを押すことでも可能ですが、FASTIO, FASTSEEK, FASTOPENの各バッファ全てが消去されます。

human68k_manual/system/fastio.txt · Last modified: 2019/08/27 20:45 by 127.0.0.1