時刻の表示・アラームのセット
外部コマンド
時間の表示、専用ディスプレイテレビのコントロールやメッセージの表示、ADPCMの再生を指定した時刻にできるよう、タイマー予約をかけるコマンドです。最大20個分の予約が出来ます。
このコマンドを実行するにはHuman68kの環境設定を行う“CONFIG.SYS”ファイルに“PROCESS”の設定をする必要があります。とりあえず、“CONFIG.SYS”の中の記述に“PROCESS = 10 2 20”という行を加え、X680x0を再起動すると設定が有効になり、TIMERコマンドを実行できます。(“PROCESS =“に続く数値はユーザーが任意に設定できます。詳しくはPROCESSの説明を参照してください。)
TIMER /ON 2
と入力します。ファンクションキーの番号を省略するとファンクションキーの10番目に時刻が表示されます。
TIMER /OFF
この例ではビープ音を鳴らすようになっていますが、任意のファイルを指定することが出来ます。
TIMER /T 13:00 CH1
”/T”スイッチを使うことで様々なテレビコントロールが可能です。詳しいコントロールはスイッチの説明を参照してください。
TIMER /D 17:00 A:\TEST.TXT
指定するファイルはテキストファイルでなければなりません。最大60×25文字までの表示が出来ます。
TIMER /L
上記のように入力すると、管理番号、スイッチ、時刻、設定した情報の順で次のように表示されます。
1) 13:00 /T CH2 2) (7:00) /D A:\TEST.TXT
1)は13:00にテレビの2チャンネルを表示するタイマーが予約されているという意味です。2)は7:00にTEST.TXTの内容を表示するという意味です。ここで7:00に括弧が付いていますが、この内容が実行済みであることを意味します。
TIMER /K 2
この例では“TIMER /L”で表示されるタイマー予約リストの2番目を解除します。
コマンド単体を入力します
/ON [(番号)] | 時刻を番号で指定されたファンクションキーの上に表示させる。画面が96桁のときは[時:分:秒]、64桁の時は[時:分]で表示します。 |
---|---|
/OFF | ファンクションキーに表示された時刻を消します。 |
/A (時刻) (ファイル名) | 時刻で指定された時間にファイル名で指定したADPCMデータを再生します。ADPCMデータは15.6kHzでサンプリングされたもので、$FF00バイト以下の長さのファイルです。これ以上長い場合は無視されます。 |
/D (時刻) (ファイル名) | 時刻で指定された時間にファイル名で指定したテキストファイルをウインドウに約10秒間表示します。60桁×25文字まで表示可能です。 |
/T (時刻) (テレビ制御文字) | 時刻で指定された時間にテレビ制御文字で指定されたテレビ制御を行います。テレビ制御文字は以下のとおり。 OFF・・・専用ディスプ レイテレビの電源を切る CH1~CH12・・・専用ディスプレイテレビの電源を入れてチャンネルを1~12にセット TV・・・専用ディスプレイテレビの電源を入れて画面をテレビにする CON・・・専用ディスプレイテレビの電源を入れて画面をコンピュータにする SP1・・・専用ディスプレイテレビの電源を入れてスーパーインポーズ(コントラストダウン)画面にする SP2・・・専用ディスプレイテレビの電源を入れてスーパーインポーズ(コントラストノーマル)画面にする |
/L | 予約されているタイマーの一覧を表示します |
/K (番号) | 予約されているタイマーを管理番号を指定して解除します。管理番号を省略すると全てのタイマー予約を解除します。 |