コマンドプロセッサの起動
COMMAND [/P] [/D] [/E:環境エリアサイズ] [/H:ヒストリエリアサイズ] [/C] (文字列)]
外部コマンド
OSであるHuman68kとユーザーとの橋渡し、ユーザーインターフェイスともなるのがこの”COMMAND.X”です。コマンドプロセッサ、人によってはシェルとも言います。通常、Human68kを起動すると、すぐにこのコマンドが実行され、プロンプトが表示されます。
”COMMAND.X”が実行された状態でさらにこのコマンドを実行することによって、”COMMAND.X”が子プロセスとして実行されます。”COMMAND.X”の上に”COMMAND.X”が重なった(ような)状態です。”COMMAND.X”に限らず他のアプリケーションを親プロセスとして呼出も可能です。
環境エリアサイズ
ヒストリエリアサイズ
(文字列)
バッチファイル内で別のバッチファイルを起動したいときに使用すると便利です。通常バッチファイルからバッチファイルを呼び出すことは出来ません。 “/C”を省略し文字列だけ指定可能です。また、“/C”の後には別のオプション、スイッチは記述できません。
COMMAND.Xコマンドはバッチファイル実行中と“/C”スイッチ付きで実行された時に下記のようなエラーコードを返します。IFコマンドのERRORLEVELオプションで利用することにより、バッチファイルなどの作成に効力を発揮します。なお、特に明記のない限り下位バイト(nn部分)は不定です。
外部コマンドのプロセス終了コードと同一の値です。
外部コマンドの常駐終了した場合の値です。
コマンドが[CTRL]キー+[C]キーによって中断された場合の値です。
ファンクションコールエラーによって強制的に終了した場合の値です。下位バイトはHuman68kのエラーコードになります
バッチ処理の実行時エラーの場合の値です。
内部コマンド中にエラーが生じた場合の値です。下位バイトは下記のとおり。
指定されたコマンドが見つからなかった場合の値です。