CONFIGEDの登録によるCONFIG.SYSの選択や修正
EXCONFIG=CONFIGED [<オプション>]
CONFIGEDというプログラムをCONFIG.SYSで登録します。CONFIGEDとは複数のCONFIG.SYSファイルを選択したり、修正するプログラムです。これをCONFIG.SYSで登録することにより、ユーザーが複数のOS環境を使い分けられます。
CONFIG.SYSファイルに“EXCONFIG=CONFIGED”と記述すると、次回からSHFITキーを押しながら起動することによりCONFIGEDが立ち上がります。SHIFTキーが好みでない場合には他にCTRL,OPT1,OPT2の各キーSHIFTキーの代わりに設定できます。その設定の仕方は使用例のように、オプションで-Kの後にキー名を記述するだけです。たとえばCTRLキーを設定する場合は“EXCONFIG=CONFIGED -KCTRL”と言った具合です。オプションを省略した場合は自動的にSHIFTキーに設定されます。
CONFIGEDが起動すると画面に選択対象となるCONFIG.SYS及びCONFIG.TMPが表示されます。表示されるCONFIGファイルは起動ドライブの2階層目までのディレクトリに存在するもの全てが対象となります。先ずはじめはこのようにCONFIGファイルの選択画面に始まり、CONFIGファイルの修正画面、OS起動と順を追って進んでいきます。CONFIGファイルを選んでも必ず修正画面を抜けなければOSを起動できません。
さて、CONFIGファイルの画面が出てきたら、カーソルキーの上下でファイルを指定、エンターキーで指定したファイルの修正画面が表示されます。修正画面では、カーソルの上下で項目指定、スペースキーで項目の有効/無効を切換、エンターキーで、修正したCONFIGファイルを“CONFIG.TMP”というファイル名でルートディレクトリに保存し、修正した内容で起動します。(以後、修正した内容でOSを起動したい場合は、選択画面で“CONFIG.TMPを選択します。)ESCキーで、選択されているCONFIGファイルの修正前の内容で起動。カーソルキーの右矢印で項目内容の編集が出来ます。この項目内容の編集では少しキー操作が違ってきます。これらのキー操作は画面下に説明が出てくるのでわかりやすいでしょう。ですが、この文章だけでは理解しづらいと思いますので、下記キー操作表にまとめます。
キー名 | 説明 |
---|---|
カーソルキーの上下 | CONFIGファイルの選択 |
エンターキー | 確定 |
ESCキー | 取り消し |
キー名 | 説明 |
---|---|
カーソルキーの上下 | 項目の選択 |
スペースキー | 項目の有効無効切り替え(○×) |
カーソルキーの右 | 項目内容の修正 |
エンターキー | 実行 |
ESCキー | 取り消し |
キー名 | 説明 |
---|---|
カーソルキーの左右 | カーソルの移動 |
DELキー | カーソル位置の1文字削除 |
BSキー | カーソル位置の前の1文字削除 |
CLRキー | 入力エリア全体を消去 |
CTRL+Kキー | カーソル位置から後ろ全てを削除 |
INSキー | 挿入モードのON/OFFを設定 |
エンターキー | 修正内容を決定してCONFIG修正画面に戻る |
ESCキー | もとの内容に戻りCONFIG修正画面に戻る |
※このコマンドによるCONFIGファイルの修正では、漢字の修正・入力、ローマ字、コード入力は出来ません。
EXCONFIG=CONFIGED -KOPT1